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by rihaku_inoue

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夏が好きな理由

早いもので、暑い暑い今年の夏、8月も終わり、学校に子供達の声が戻ってくる二学期が始まりましたね。

皆様の夏はいかがでしたでしょうか?001.gif

私はこの時期、子供のころから思うのは、「どこかもの寂しい、あまり好きでない季節」でした。
何故なら、その分、夏が大好きなんです012.gif

夏が好きな理由。それは・・・


私の生まれ育った岡山県笠岡市の離島。
当時その島は、夏になると海水浴や釣り客でとてもにぎわっていました。
たぶん、一年中で一番島の人口が増えていたでしょうね。

私の家の前でも、当然海水浴できましたし、潮の満ち干によっては、大きなバケツ3杯はあたりまえのように、アサリが掘れました。潮干狩りです。
この、家の前でそれもタダで(^_^? 潮干狩りが出来たという事実は、後々私が大学で神戸に出てきて、初めて自炊をした時、スーパーで手のひらサイズのアサリパック、¥500 のカルチャーショックの現実にかわります。

話は少々逸れましたが、
この島の潮の香りと、じりじりと照りつける太陽、これでもかというくらい鳴き続ける蝉の声、真っ青な空と海、我が家の庭にそびえたっていた4本のやしの樹々。
夕方になると、海岸縁の防波堤に、ステテコ姿のおじいさんがタバコをくわえながら夕涼みにやってくる・・・
その向こうでは、海辺でこどものはしゃぐ声と水しぶきの音・・・

そこには、ゆっくりと、ゆっくりと時間が流れていて、
思い出すと今でも、私が一番心穏やかになれる情景です。


そんな情景もお盆を過ぎると、海水浴のお客は帰ってしまい、私達島の子供も、
「盆過ぎて、海に入ると、盆仏が付く」
という、昔からの教えの元、海水浴シーズンは終わりを告げます。

確かに、お盆を過ぎると海水も一気に冷たくなるし、クラゲもでてくる。
「盆仏が付く」と、海に寄せ付けないようにしたのは、昔の人々の知恵で、一理あります。

海に静寂が訪れるころ、空の雲は秋のそれに変わりゆき、
砂浜は、海水浴を楽しんだ者達の忘れ物のように、小さな木の枝が打ち上げられていたり、乾いて割れた貝殻が多く見られます。

この、9月の頃でしたね。。

子供心にも、どこか寂しくて・・・

「理絵ちゃん、あそぼ~や~」
という、友達の声で気を取り直し、

「また、来年の夏もいっぱい楽しいことあるかな~~?012.gif

一ヵ月後、島の段々畑には、みかんがゆっくりと色づいてきます。
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by rihaku_inoue | 2008-09-03 01:23